トニー・ミルナーは、獣医学の道を志したのち、Dance Base Edinburghでのクラスをきっかけにダンスに魅了され、以来スコットランドを拠点に約20年にわたりプロのダンスアーティストとして活動している。2021年よりDance Base Edinburghのアーティスティック・ディレクターを務める。 これまでに、Room 2 Manoeuvre(R2M)のアーティスティック・ディレクターとして活動し、Freshmess Dance Company、State of Emergency、Off Kilter、Iron Oxide、Curious Seed、David Hughes Dance Productions、All or Nothing Aerial Dance Theatre、Scottish Ballet、Derevo、そして国際的なストリートダンスショー『Blaze』など、数多くの団体と作品に参加。 また、Terra Incognita、Cutting-Edge Theatreなどの劇団においてムーブメントディレクター/振付家としても活動し、マーティン・ギャリックスやケリー・ローランドなど著名アーティストの商業プロジェクトにも関わっている。 2015年にはR2MがマッセルバラのBruntonに拠点を構え、2018年にはイースト・ロージアンおよびエディンバラ市内で、ダンスとスポーツをテーマにした国際フェスティバル「At Your Leisure」を立ち上げた。R2Mの作品はイギリス国内のほか、ヨーロッパ、南米、アジアにて上演されており、近年のプロダクションには、2021年エディンバラ国際子どもフェスティバルの『Alley Oop』や、同年のポップアップ・ヒップホップショー『City Breakz』全国ツアーがある。 現在はDance Base Edinburghのアーティスティック・ディレクターとして、組織の戦略・運営に携わるとともに、プロフェッショナルおよび一般向けのプログラムの企画・キュレーション・デザイン、ダンスによる健康と福祉のためのプログラム共同設計、さらにエディンバラ・フェスティバル・フリンジ期間中の国際ダンスプラットフォームのキュレーションも手がけている。