いわきアリオス×Dance Base Yokohama×愛知県芸術劇場 Performing Arts Selection 2026 in Iwaki
「パフォーミングアーツ・セレクション」は、2021年から、Dance Base Yokohama (DaBY)と愛知県芸術劇場が各地の劇場やフェスティバルと連携し毎年開催している多様な身体表現のあり方を紹介するショーケースです。いわきアリオスでは、 2022年に続き2度目の開催!今回は、2024年度に始動したいわきアリオスとDaBYの連携トークに参加した、柿崎麻莉子と小野彩加 中澤陽スペースノットブランクが、“Wings”プロジェクトを通して創作した新作を上演します。育児経験、日本文学、 異なる視点から立ち上がる‘‘いま’’の身体。子どもから大人まで、一緒に2つの作品をお楽しみください。
※Wingsは、文化庁の補助金により日本芸術文化振興会に設立された文化芸術活動基盤強化基金「Japan Creator Support Fund」の助成を受け、国際的に発信していきます。
◆上演作品
柿崎麻莉子『hopee』
©︎HATORI Naoshi
『hopee』は、柿崎自身の育児経験をもとに、親子でのびのびと鑑賞できることをめざして創作された、ポップでスタイリッシュなダンス作品。鮮やかで遊び心に満ちた公園や、目眩を誘う遊具のイメージを重ね合わせながら創作された本作は、子供も大人も共に楽しめる作品になっている。
何度でも膨らむ期待感と、そのたびに失う寂しさの、どちらをより心にとどめたいだろうかと、観客に問いかける。子どもたちの純粋なまなざしが舞台に反射して広がっていくことで、かつての子ども達は世界の広さを思い出すだろう。
演出・振付・出演:柿崎麻莉子
振付アシスタント・出演:鈴木春香
共同振付・出演:Karim、Liel Fibak
音楽:ICHI
美術:長峰麻貴
衣裳:渡辺慎也
プロデューサー:唐津絵理(Dance Base Yokohama / 愛知県芸術劇場)
舞台監督:世古口善徳(愛知県芸術劇場)
照明デザイン:藤本隆行(Kinsei R&D)
テクニカルサポート:田中小太郎、arsaffix Inc.
制作:瀧本麻璃英
協力:株式会社ピクニックルーム、北仲通北公園愛護会
▶︎作品詳細
*鑑賞前にご確認ください
・入退場自由。
・子どもたちとダンサーの安全を守るため、客席エリアを守ってください。
・子どもたちは喋ったり笑ったりしてOKです。親であることを忘れて過ごしてください。
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」』

©︎HATORI Naoshi
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランクは、舞台芸術のあらゆる価値を探究し、身体のための新しい動きのメカニズム〈フィジカル・カタルシス〉を発展させてきた二人組の舞台作家である。本作は、そのメカニズムから立ち上がる実践をダンス作品として確立しようとするシリーズの第3番にあたる。今回の創作では、志賀直哉の小説「城の崎にて」を原案とし、城崎国際アートセンターでの滞在を通じてリサーチとクリエイションに取り組んだ。小説の内容や執筆の背景、作家が経験を創作に転化した行為の文脈を参照しつつ、現代を生きる私たちにとっての「表現」の姿を探求する。
原案:志賀直哉『城の崎にて』(1917年)
(参考文献:志賀直哉『城の崎にて』『注釈・城の崎にて』NPO法人 本と温泉[2013年])
振付・演出:小野彩加、中澤陽
出演:児玉北斗、斉藤綾子、立山澄
リハーサルディレクター:山口静
音楽:mmm
美術:カミイケタクヤ
プロデューサー:唐津絵理(Dance Base Yokohama / 愛知県芸術劇場)
技術監督:湯山千景
舞台監督:森部璃音
音響デザイン:櫻内憧海
照明デザイン:中山奈美
制作:神村結花(Dance Base Yokohama)
制作協力:スペースノットブランク
レジデンス協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)
レジデンス協力(シェフ):太田夏来
リサーチ協力:NPO法人DANCE BOX、城崎温泉 三木屋、末代山 温泉寺
協力:Iwaki Ballet Company、斉藤DANCE工房、渡辺綾子
*トリガーアラート
本ダンス作品に関するトリガーアラートを以下の通り掲示いたします。本ダンス作品は、志賀直哉の小説『城の崎にて』を原案としています。原案の小説には、鉄道事故、人間の死についての想像、昆虫および動物の死、動物虐待といった描写があり、人によってはつらい記憶や苦手意識を呼び起こす場合があります。これらの内容に心配がある方は、原案の小説を読む際にご留意ください。なお、このダンス作品において、これらの描写を直接的に扱う場面はありません。
◆スケジュール
柿崎麻莉子『hopee』
大リハーサル室
2026年1月31日(土)
開場:12:55 開演: 13:00
受付開始は開演20分前、開場は開演5分前
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」 』
GSユアサいわき小劇場
2026年1月31日(土)
開場:13:40 開演:14:00
◆会場
いわき芸術文化交流館 アリオス
〒970-8026 福島県いわき市平字三崎1-6
◆料金
発売日:2025/10/10(金)10:00
全席自由(整理番号付)
2作品セット券(割引)/3,000円 13歳~25歳1,500円
1作品/2,000円 13歳~25歳1,000円 4歳~12歳500円
※『hopee』 :3歳以下無料(膝上鑑賞)
※『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」 』 :3歳以下入場不可
※U25は公演日に要証明書
※車いす席はアリオスチケットセンター(0246-22-5800)にてお申込ください。
◆申込
WEB:チケットガイド
電話:0246-22-5800|アリオスチケットセンター (10:00~20:00 / 火曜定休)
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
◆託児サービスのご案内
本公演(『ダンス作品第3番:志賀直哉「城の崎にて」 』のみ)は託児サービスがあります(無料・先着順)
対象:1歳~小学校6年生
ご予約のうえ、2026年1月10日(土)までにアリオスチケットセンター(0246-22-5800)にお申し込みください。
◆プロフィール

©︎Yurie Nagashima
柿崎麻莉子
Mariko Kakizaki
ダンサー、振付家。香川県出身、元新体操選手。Batsheva ensemble Dance Company(2012-2014)に所属後、L-E-V Sharon Eyal|Gai Behar(2015-2021)に所属し、世界各国で公演・ワークショップ指導を行う。2021年カルチャーセンター「beq」を熊本にオープンし、文化や芸術をカジュアルに楽しめる場をめざして活動中。「GAMAMA」を主催し、オンラインワークショップなどを実施。Gaga指導者。DaBY Wings クリエイター。

©︎Dan Bellman
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
Ayaka Ono Akira Nakazawa Spacenotblank
二人組の舞台作家・小野彩加と中澤陽が舞台芸術作品の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念と、独自に研究開発する新しいメカニズムを統合して用いることで、現代における舞台芸術の在り方を探究し、多様な価値創造を試み続けている。固有の環境と関係から生じるコミュニケーションを創造の根源として、クリエイションメンバーとの継続的な協働と、異なるアーティストとのコラボレーションのどちらにも積極的に取り組んでいる。2025年度、リージョナル・シアター2025 いわきアリオス演劇部 Plus招聘アーティストとして新作「Project Theatre(仮)」の演出を務める。DaBY Wings クリエイター。
◆クレジット
主催:Dance Base Yokohama[一般財団法人セガサミー文化芸術財団]
共同主催:いわき芸術文化交流館アリオス
企画制作・共同製作:Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場[公益財団法人愛知県文化振興事業団]
助成:文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
