ブルガリア生まれ。ソフィア国立バレエ学校で訓練を受ける。1993年にソフィア国立歌劇場に入団し、1年後にフランスのジュンヌ・バレエ団に入団。1996年からはナンシー・ロレーヌ国立バレエ団のソリストとして、『ジゼル』『白鳥の湖』『ラ・シルフィード』『テーマとバリエーション』『放蕩息子』などの作品のほか、キリアン、ヨルマ・ウオティネン、ジャン・フランソワなどの振付家の作品にも出演。またこの間、ドゥルール、アブー・ラグラア、ハンス・ファン・マネンらに師事。
2001年、ナチョ・ドゥアトの指揮するコンパニア・ナシオナル・デ・ダンザに入団し、すぐにプリンシパル・ダンサーに昇格。ドゥアトのほとんどの作品に参加し、彼のレパートリーの多くでも主役を務めている。また、マッツ・エック、ヴィム・ヴァンデケイバス、オルジャン・アンダーソン、ヤコポ・ゴダーニ、グスタボ・ラミレスといった振付家らとともに仕事をし、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイス、オハッド・ナハリンなどの作品にも出演。
2011年、ゲンティアン・ドーダと『S.O.S.』と『 1/2 Waltz』を振付け、コペンハーゲンとハノーファーの振付コンクールで1位を獲得。2014年、ブルゴス・ニューヨーク国際振付コンクールにて『Aimless』が第1位を獲得した。また、ウィーン、パリ、東京に秋山珠子とともに招聘され、マニュエル・ルグリによる『マニュエル・ルグリの新しい世界』を上演。
2009年からは独立したプロジェクトとしてT.H.E company(シンガポール)、Compañia Nacional de Danza(スペイン)、NDT2、St Gallen Theater、Landerer and companyなどで、オリジナルの作品を制作。また、2018年から2020年までNDT2のリハーサルディレクターを務める。