Niki Verrall & Texas Nixon-Kain『Phenomenal Probe』(直訳:現象の探究)ショーイング
3月9日(土) に予定し、アーティストの体調不良により中止となった、Niki Verrall & Texas Nixon-Kain『Phenomenal Probe』ショーイングの開催が決定しました。
楽しみにしてくださっていた皆様に再びご覧いただける機会となります。どうぞお楽しみに!
日程: 2025/5/4(日) 14:00〜
会場: Dance Base Yokohama
『Phenomenal Probe』(直訳:現象の探究)はGabriella Giannachi、Nick Kaye、Michael Shanksの著書『Archaeologies of Presence』(直訳:存在の考古学)に触発され、そこで探求されるコンセプトを基盤としています。このプロジェクトでは、創作中のライブパフォーマンス作品の文脈を通して、自然現象と「存在の現象」を同時に探求します。
NikiとTexasは、これらの現象が、どのように生まれかという背景や、環境や自分自身、社会におけるどのような状況によって破綻するのか、また効果的かつ一時的な出来事を生み出すのかという点に興味を持っています。その出来事は一瞬で消えるか、あるいは新しいものへと変わっていきます。『Phenomenal Probe』では、2つの現象の間で揺れ動く流動的な層について問いかけ、理解を深め、それをライブパフォーマンスにおける「プレゼンス(存在感)」としてどのように表現できるかを模索していきます。
◆アーティストメッセージ
このショーイングでは、DaBYでの2週間のレジデンシー期間に取り組んだ、新作『Phenomenal Probe』の初期段階をご覧いただきます。今回は、2025年後半に完成予定の長編作品から、最初の約20分を発表いたします。
私たちは多くのアイデアを携えてこのレジデンシーに臨みましたが、DaBYの空間がもたらす多様な可能性によって、それらが拡張され、豊かな創造の場となったことを実感しています。限られた滞在期間のなかで、場所性と時間性に焦点を当てながら、この広々としたスタジオの恵みを最大限に活かすことに努めました。このアプローチは、現象がそれを取り巻く環境のなかでどのように立ち現れるのか、またそれらがいかに一時的でうつろいやすいかという私たちの探求とも自然に結びついていきました。
この作品は、「現象」と「存在の現象」の両方を軸に、変化し続ける過程性とその重なりに注目しながら、身体表現へと昇華していく試みです。それはまた、過去との関係性も内包しており、携えているものは上演のたびに異なる形へと変化していきます。私たちはパフォーマンスと対話を交わし、それをいったん解き放つことで、次に現れる場で再構成されることを準備します。
この短い発表のなかで、皆さんがどんな風景を見て、どんな感覚を受け取られたのかを、ぜひお聞かせいただけたら嬉しく思います。
Dance Base Yokohama、そしてオーストラリアのIan Potter Cultural Trustには、この創作活動を支えてくださったことに心より感謝します。また、2月に予定していた公演にご予約いただいていた皆さまにも、改めて深くお礼を申し上げます。DaBYチームのあたたかな協力のおかげで、この延期公演を実現できたことをとても嬉しく思っています。
今度こそ、私たち全員が元気な状態で、皆さまとお会いできることを楽しみにしています!:-)
Photography by Annaliese Macdonald, edit courtesy of the artists
◆参加アーティスト
コンセプト/振付/出演:Niki Verrall 、Texas Nixon-Kain
サウンドデザイン: 芝麻 (Zhī Ma)
◆日時
2025年5月4日(日)※ポストトークあり
開場 13:50
開演 14:00
終演予定 14:50
(パフォーマンス 約20分+ポストトーク 約30分を予定)
◆料金
無料
◆申込方法
DaBYのPeatixページよりお申込ください。
https://phenomenalprobe.peatix.com/
*チケット購入にはDaBYメンバーズ登録が必要です。こちらより事前にご登録ください。
◆会場
Dance Base Yokohama (https://dancebase.yokohama/access)
神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE BRICK North 3階
みなとみらい線 馬車道駅 出口2a「横浜北仲ノット」直結
◆アーティストプロフィール
Niki Verrall and Texas Nixon-Kain
2024年度DaBYレジデンスアーティスト
オーストラリアのナーム/メルボルンでダンスと振付の共同制作を行っているアーティスト。2人の共同研究は、想像的かつ実践的なレンズを通して題材を吟味し、身体と動きを掘り下げている。
パフォーマーとして他のアーティストの作品に定期的に参加し、Melbourne Fringe Festival、La Place de la Danse Toulouse、Carriageworks、Art Month Sydney、Catapult Dance Choreographic Hub、Vivid Sydney、Sydney Festival、The National Gallery of Australia、The Art Gallery of NSWなど、オーストラリア国内外の様々なアートスペースでパフォーマンスを行っている。
2人の活動は進化し続けるものであり、その新進のキャリアが遭遇する多様な領域において、常に再考を試みている。
◆クレジット
主催・共同製作: Dance Base Yokohama、Niki Verrall and Texas Nixon-Kain
◆お問合せ
以下のメールアドレスもしくはこちらのフォームよりお問合せください。
contact[at]dancebase.yokohama
*送信の際は[at]を@に変更してください。