岩渕貞太/新作『大いなる午後:the soft machine xxx 』ワークインプログレス – 世界に羽ばたく次世代クリエイターのためのDance Base Yokohama 国際ダンスプロジェクト “Wings” –

岩渕貞太/新作『大いなる午後 : the soft machine xxx 』ワークインプログレス
– 世界に羽ばたく次世代クリエイターのための Dance Base Yokohama 国際ダンスプロジェクト“Wings” –
Dance Base Yokohama(DaBY)は2024年より新プロジェクト「世界に羽ばたく次世代クリエイターのための Dance Base Yokohama 国際ダンスプロジェクト“Wings”」を始動。“Wings”プロジェクトに選出された6組のクリエイターと共に海外での上演を見据え、作品を創作します。
2025年3月より新作に向けて、DaBYレジデンスアーティストで、この度 “Wings” プロジェクトに参加する岩渕貞太によるリサーチ・クリエイションが開始。ワークインプログレスでは、5日間のレジデンスを経てリサーチしたものを、踊ったり解説しながら観客の皆さまと共有します。上演とトークをあえて分けずに、ダンスを観ていただいたり、話したりする時間です。クリエイションのプロセスを一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
DaBYレジデンスアーティストや、これまでのDaBYの企画や創作活動でゆかりあるアーティストが参加する本プロジェクトへの、皆さまのご来場をお待ちしています。
◆岩渕貞太 新作『大いなる午後 : the soft machine xxx 』
3年ぶりの新作はトリオ作品です。この肉体が未だにテクノロジーでは達成できていない豊かで精密な機構をもった機械(soft machine)であるという逆説的な発想から始めてみます。肉体が持つ高度なテクノロジーは古代の呪術に宿るという仮説のもと、土方巽や大野一雄、室伏鴻などの舞踏家、諸アジアの伝統舞踊、憑依、幽霊、ニーチェ、北条民雄『いのちの初夜』などを参照しようと思っています。それらがmixtureした身体はどんなものになるのか。目に見えるものと見えないもの、死者と生者、古代的な儀式と現代のダンスフロアが重なる作品になる予定です。
ーー岩渕貞太
振付:岩渕貞太
出演:岩渕貞太、小暮香帆、酒井直之
アンダースタディ:大月侑
音楽:須川崇志
衣裳:藤谷香子
ドラマトゥルク:丹羽青人
プロデューサー:唐津絵理(愛知県芸術劇場/Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー:世古口善徳(愛知県芸術劇場)
制作:坂口美由紀
広報:田中希(Dance Base Yokohama)
◆日時
2025年3月16日(日)開場 14:50
開演 15:00
上演時間 約70分を予定
◆参加アーティスト
岩渕貞太、酒井直之、大月侑
※本作品に出演予定の小暮香帆は参加いたしません
◆会場
Dance Base Yokohama(https://dancebase.yokohama/access)
神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE BRICK North 3階
みなとみらい線 馬車道駅 出口2a「横浜北仲ノット」直結
◆料金
一般:1,000円(税込)U25: 500円(税込)
※U25の料金は、当日25歳以下の方が対象です。
◆申込
https://teitaiwabuchi-2025-1.peatix.com
※申込には、DaBYメンバーズ登録(無料)が必要です。事前にこちらからご登録の上、お申込みください。
※一度購入されたチケットは、お客様のご都合によるキャンセル、返金、変更はお受けできません。
※25歳以下のチケットをご購入の方は、ご来場時に年齢を確認できる証明書をお持ちください。
※車椅子席をご利用の方は、事前に必ずご連絡をお願いいたします。
◆プロフィール

©︎野村佐紀子
岩渕貞太 Iwabuchi Teita
玉川大学で演劇を専攻、平行して、日本舞踊と舞踏も学ぶ。2007年より15年まで、故・室伏鴻の舞踏公演に出演、今日に及ぶ深い影響を受ける。05年より、「身体の構造」「空間や音楽と身体の相互作用」に着目した作品を創りはじめる。10年から、大谷能生や蓮沼執太などの音楽家と共に、身体と音楽の関係性をめぐる共同作業に取り組む。12年、横浜ダンスコレクションEX2012にて、『Hetero』(共同振付:関かおり)が若手振付家のための在日フランス大使館賞受賞、フランス国立現代舞踊センター(CNDC)に滞在。自身のメソッドとして、舞踏や武術、老子などから触発された表現方法論「恍惚身体論」を開発。桜美林大学で非常勤講師を務める。DaBY レジデンスアーティスト。LE SSERAFIMが好き。

©︎Yuka Uesawa
小暮香帆 Kogure Kaho
ダンサー、振付家。6歳より踊り始める。舞台、音楽フェス、メディアなど様々な領域で動きの美学を展開。即興から身体への新たなアプローチを探り振付、表現する。ソロでは3カ国9都市で作品を発表。また多くの振付/演出家作品に出演、海外ツアーに参加。近年ではFESTIVAL De FRUE2024、映画、CM、MVへの振付出演、写真展 「second hand」、”beautiful people 2022S/S” パリコレクション出演、ワークショップ講師等。http://kogurekaho.com

©︎Yuri Sato
酒井直之 Sakai Naoyuki
ダンサー・映像作家。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了。文化庁「新進芸術家海外研修制度」研修員として渡伊。イタリア発のパーキンソン病と共に生きる人々を主な対象とした芸術活動「Dance Well」講師。コンテンポラリーダンスを軸に、物体や自然、他者との関わりのなかにある身体に着目し、関係性の円環を浮き彫りにするような舞台・映像作品を企画・制作する。国内を始め、欧州、中東、アジア諸国での舞台公演に多数出演。映像作品、演劇、MV等への振付・出演を行う。春日部市にて芸術によるまちづくりを目指した企画、映像制作、ワークショップを展開。「おかえりかすかべ音頭」で藝大アートフェス<グランプリ>受賞。

©︎和知明
大月侑 Otsuki Yu
福島県出身。お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒。幼少期よりジャズ、ヒップホップなどさまざまな踊りに親しみ、現在はダンサー/振付家として活動中。 自身の作品創作では、物理学・数学・自然科学的な観点を用いて、人間の身体や社会の在り方を解釈することを試みている。主な作品に、やわらかな容器としての皮膚に着目した「The Soft Container」(2024) など。
◆世界に羽ばたく次世代クリエイターのためのDance Base Yokohama 国際ダンスプロジェクト “Wings”
Dance Base Yokohama (DaBY)は、新プロジェクト「世界に羽ばたく次世代クリエイターのための Dance Base Yokohama 国際ダンスプロジェクト“Wings”」を始動します。本プロジェクトでは、日本のクリエイターが国際的なプレゼンスを向上することを目的とし、日本を代表するアーティスト、制作者、ドラマトゥルクや批評家の育成、作品の海外での上演、さらなる再演の機会創出を目指します。
プロジェクトの詳細は下記のPDFでご確認いただけます。
https://dancebase.yokohama/wp/wp-content/uploads/2024/11/2401118_PERSSRELEASE.pdf
◆お問合せ
以下のメールアドレスもしくはこちらのフォームよりお問合せください。
contact[at]dancebase.yokohama
*送信の際は[at]を@に変更してください。
◆クレジット
主催・企画制作:Dance Base Yokohama[一般財団法人セガサミー文化芸術財団]
共同製作:Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場[愛知県文化振興事業団]
助成:文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会