小㞍健太&DaBYレジデンスダンサーを中心とした活動成果発表 新作『Dialogue』
【日程】3月6日(土)・3月7日(日)
【会場】Dance Base Yokohama
DaBYのオープン以来、主催のProLab「Class」でトレーニングを続けてきたDaBYレジデンスダンサーを中心に、これまで小㞍健太が協働を続けてきたアーティストを交えた新作『Dialogue』を発表します。
この作品は小㞍健太とDaBYレジデンスダンサーの年間のDaBYでの活動の成果を発表するものです。本クリエイションのプロセスでは、プログラマ堂園翔矢による機械学習を用いたダンスノーテーション「Kinematics(仮)」を活用し、公演当日には映像による展示を行います。また、公演後のアフタートークでは、アーティストとダンサーによる実演を交えながら、プロセスの一端をご紹介します。
◆コンセプト
ダンサーがルーティーンとして繰り返すトレーニングについて。
身体におとずれる日々のささやかな感覚の差異を確かめるための行為ではあるが、繰り返される動作に操られ、あるはずの感覚を失う危うさと常に隣り合わせである。
日常を生きるわたしたちの身体は、日々感覚の記憶をし、時にそれを忘れて、成長をしている。生きていく中で、忘れ、こぼれ落ちていくその感覚を、ダンスという身体表現において「記録」することは可能だろうか。
本作は、実演者と振付家との対話から派生した身体の対話も含め、それぞれが持つ個別の「記憶」を振り付けという行為を通して「記録」する試みである。
ダンスは瞬間に生まれては消えていくものではなく、凝縮された時間の中での数多くの対話から生まれる、一つの「記憶」のカタチと考える。
◆日程
3月6日(土) 16:00
3月7日(日) 14:00
※各日、公演終了後にアフタートークを行います。
※公演時間(公演+アフタートーク)は約80分の予定です。
<アフタートーク出演者(予定)>
3月6日(土) 小㞍健太+森永泰弘
ダンサー| 佐藤琢哉 、岡本優香、安心院かな
3月7日(日) 小㞍健太+堂園翔矢
ダンサー|小野麻里子、畠中真濃、 植田崇幸
◆料金
前売り ¥3,000 (税込)
当日券 ¥3,500 (税込)
◆申込方法
Peatix(https://daby-dialogue.peatix.com)よりお申し込みください。
※チケット申し込みには事前のDaBYメンバーズ登録が必要です。こちらよりお申込みください。
※申し込み開始は2月19日(金)18:00より
◆アクセス
Dance Base Yokohama (https://dancebase.yokohama/main2/access)
KITANAKA BRICK&WHITE BRICK North 3階
神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 みなとみらい線 馬車道駅 出口2a「横浜北仲ノット」直結
◆アーティストプロフィール
小㞍健太
Kenta Kojiri
ダンサー・振付家 / DaBYダンスエバンジェリスト
©Takayuki Abe
1999年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロ・スカラシップ賞受賞後、渡欧。モナコ公国モンテカルロバレエ団等を経て、ネザーランド・ダンス・シアター1に日本人男性として初めて入団。退団後、11年、13年『TOKI』、16年『光のヴァイブレーション』、17年、20年『Study for Self/portrait』など創作活動を中心に、シルヴィ・ギエム『6000 Miles Away』、スウェーデン王立バレエ団、Noism、キリアンプロダクションなどに客演。近年では、渡辺レイ、湯浅永麻とOptoを主宰。オペラやミュージカルの振付、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導、Dance Lab「ダンサー、言葉で踊る」キュレーター、さいたまダンス・ラボラトリの講師/ナビゲーター、Dance Base Yokohama ダンスエバンジェリストを務める。
森永泰弘
Yasuhiro Morinaga
サウンドデザイナー/DaBY ProLab 「クローズドリサーチ」参加
東京藝術大学大学院を経て渡仏。帰国後は音楽・芸術人類学的な視座から世界各地をフィールドワークし、楽器や歌の初源、儀礼や祭祀のサウンドスケープ、都市や集落の環境音をフィールドレコーディングしながら音源制作や作品を発表している。
◆出演者プロフィール
小野麻里子
Mariko Ono
リハーサルディレクター・ダンサー / DaBYレペティター
©Hiroyasu Daido
3歳からクラシックバレエを習い、14歳でヨーロッパバレエ研修に参加。その後、様々なジャンルに触れる。
多数のダンス公演や、日本バレエ協会・現代舞踊協会等の公演に出演。二期会オペラを始め、芝居・ジャニーズ等のミュージカル・ハロー!プロジェクトのライブや、SMAP×SMAPなどの歌番組といった様々な現場で出演・振付等、アシスタント業務を含め幅広く活動。
2015年東宝ミュージカル“エリザベート”にて、小㞍健太の振付助手を務める。他作品を含め現在も継続。
2019年ミュージカル“ロミオ&ジュリエット”では小㞍健太を含む3人の振付師の下、全てのダンスシーンでサポートを行う。
現在、ダンス公演を中心に出演・自身で主催・ソロ作品の創作を行う。
2016年・2018年単身渡欧。ロンドンにて映像作品に出演。
安心院かな
Kana Ajimu
ダンサー / DaBYレジデンスダンサー
福岡県出身。6歳よりクラシックバレエを始める。
高校卒業後、カナダのGoh Ballet Academyに2年半留学。
Goh Ballet Youth Companyに所属。
留学中、コンテンポラリーダンスを宮内麻衣子に師事。
帰国後、スターダンサーズジュニアバレエ団に1年間所属。
2016年9月から2018年3月まで櫛田祥光主宰のDance Company Lastaに所属。
2017年5月から2019年1月まで鈴木竜主宰のジュニアカンパニーL.A.B.に所属。
2018年には彼が新しく立ち上げたDance Company eltaninに旗揚げメンバーとして加入。
2018年1月に大塚郁実、安岡あこと共にムルマを結成。
同年9月に三東瑠璃主宰のカンパニーCo.Ruri Mitoのオーディションに合格し加入。
岡本優香
Yuka Okamoto
ダンサー / DaBYレジデンスダンサー
12歳よりストリートダンスとジャズダンスを始める。
17歳の頃に初めてLAに短期留学をした時にコンテンポラリーダンスと出会い帰国後日本で本格的にコンテンポラリーダンスとクラシックバレエを学び始める。
現在は舞台活動、バックダンサー、クラブ活動などもしながら自分の踊りを探している。
畠中真濃
Mano Hatanaka
ダンサー / DaBYレジデンスダンサー
幼少期よりクラシックバレエを学び、16歳よりコンテンポラリーダンスを始める。お茶の水女子大学舞踊教育学コースにて舞踊創作法を学ぶ傍ら、同大学の創作舞踊公演や二見一幸の作品などに出演。2019年に自身の振付作品にて第2回ワールドダンスコンペティションin Niigata 第2位、新潟市長賞を受賞するなど精力的に活動している。
植田崇幸
Takayuki Ueda
ダンサー/ DaBY コレクティブダンスプロジェクト 第1回トライアウト 参加
俳優、ダンサー。
1990年兵庫県姫路市出身。
桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業。
桜美林大学在学中は演劇に明け暮れ、卒業と同時にコンテンポラリーダンスの作品にも出演し、現在は俳優としてもダンサーとしても活動している。
また、自身で監督、撮影、編集を行いミュージックビデオを制作している。
俳優として夏木マリ、今井朋彦、小野寺修二、谷賢一、山本卓卓、市原佐都子の演出作品に、ダンサーとして近藤良平、広崎うらん、小㞍健太、北尾亘、鈴木竜、エラ・ホチルドの振付作品に出演。
CoRich優秀俳優賞受賞(2010)
佐藤琢哉
Takuya Sato
ダンサー/ DaBY オープニングイベント 平原慎太郎「えんえん」トライアウト参加
岡山県出身。7歳からクラシックバレエを始め、河和のり子に師事。2004~06年、オランダ王立ハーグ・コンセルバトワールにバレエ留学。帰国後はフリーとして活動。2014~16年、新潟・りゅーとぴあを拠点とする日本初の公共劇場専属舞踊団・Noism1に在籍。現在はOrganWorksに所属。主な出演作品:金森穣振付『箱入り娘』『supernova』(NHK バレエの饗宴 2015)等。OrganWorks『聖獣 ~Live with a sun~』@世田谷パブリックシアター (2019)。OrganWorks × 塩田千春『くちないし』@森美術館 塩田千春『魂がふるえる』展示内 (2019)。
◆クレジット
振付・演出|小㞍健太(DaBYダンスエバンジェリスト)
音楽|森永泰弘
プログラミング (トレーニング)|堂園翔矢
リハーサルディレクター・出演|小野麻里子 (DaBYレペティター)
出演|安心院かな/岡本優香/畠中真濃 (DaBYレジデンスダンサー)
植田崇幸、佐藤琢哉
制作|宮田美也子 (DaBY)/二河茉莉香 (DaBY)/小森あや (TASKO inc.)
広報|田中希 (DaBY)
照明|上田 剛(RYU)
舞台監督|尾崎 聡
衣裳協力|土田ひとみ
監修|唐津絵理(DaBYアーティスティックディレクター/愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)
主催・製作・企画制作|Dance Base Yokohama