ダンスのアクセシビリティを考えるラボ〜視覚障害者と味わうダンス観賞篇〜
【日程】
第1回 12月11日(金) 16:00〜19:00
第2回 12月27日(日) 12:00〜16:00
第3回 12月28日(月) 13:00〜17:00
【会場】Dance Base Yokohama
Dance Base Yokohamaは、視覚障害者とダンスの新しい味わい方を探求するプロジェクト「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ〜視覚障害者と味わうダンス観賞篇〜」を立ち上げました。
ダンスは多様な見方ができることが魅力の1つである一方で「見方が分からない」と捉えられ、観賞のハードルが高く感じられることが少なくありません。本プロジェクトでは、振付家・ダンサーが新たに創作したダンス作品を、「言葉で伝える」プロフェショナルである批評家・詩人・美学者・インタープリター(解釈者)によって描写されたナレーションとともに、視覚障害者が観賞します。ここで生まれる対話を通じて、「ダンス観賞に必要なサポートは何か」を知るだけではなく、視覚障害者の視点から「ダンス観賞とは何か」というダンスの新しい可能性を発見します。さらに、振付家・ダンサー・プロデューサーがインクルーシブな視点を獲得し、新たなダンス表現の開拓や、作品の可能性を広げることも期待しています。
DaBYにて行われる研究会の様子は、ドキュメンタリー映像としてまとめ、文化庁『文化芸術収益力強化事業』の一環として株式会社precogが展開するバリアフリー型プラットフォーム事業「THEATRE for ALL」にて2021年2月の配信を予定しています。どうぞご期待ください。
◆Dance Base Yokohama(DaBY)のステイトメント
DaBYはダンスを社会に開いていくためのプラットフォームとなることを目指し、2020年6月にオープンしました。これまでダンスにアクセスすることの難しかった方々へのアクセシビリティを高め、ダンス観賞者を増やしていくための多様な活動をスタートさせています。
今回のプロジェクトでは、視覚障害者との「ダンス観賞」の試みによって、「ダンスを観る」ことへの困難さに伴う固定観念を覆していける可能性を感じています。そして場を共有する全ての人が、互いの体験を分かち合うことにより、新たな感覚に気づき、これまでより深くダンスを味わうことができるようになることを期待しています。
◆プロジェクトメンバー
唐津絵理(DaBYアーティスティックディレクター・愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)
吉田拓、田中希、二河茉莉香(DaBY)
兵藤茉衣、関萌美(株式会社precog)
林建太、浦野盛光、中川美枝子(「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」)
◆プロジェクトパートナー
●ディスクライバー
伊藤亜紗(東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター、リベラルアーツ研究教育院准教授)
大崎清夏(詩人)
乗越たかお(作家・ヤサぐれ舞踊評論家)
和田夏実(インタープリター)
●研究会ゲスト
山上庄子、松田高加子(Palabra株式会社)
●作品出演
四家卯大(チェリスト)
鈴木竜(振付)
池ヶ谷奏、藤村港平、畠中真濃、神村結花(ダンサー)
令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業『文化芸術収益力強化事業』 バリアフリー型の動画配信プラットフォーム事業
◆プロジェクトメンバープロフィール
◆プロジェクトパートナープロフィール
●ディスクライバー
●作品出演