YPAM Joint Program
DaBY パフォーミングアーツ・セレクション 2021
Dance Base Yokohama × 愛知県芸術劇場
【日程】12月10日(金)・11日(土)・12日(日)
【会場】KAAT 神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉
【申込】チケットかながわ(https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc)
本公演はコロナ禍の約2年間にわたり、 Dance Base Yokohama(DaBY)にて創作を行ってきた日本のダンスアーティストによる選りすぐりの7演目を上演するショーケースです。
DaBYではクリエイションの集中できる環境を提供することに取り組むとともに、さらに創作した作品を国内外の様々な劇場で再演することを目指しています。今回上演する作品のうちの6作品は、 DaBYと官民連携を行っている愛知県芸術劇場にて、「ダンスの系譜学」、「鈴木竜トリプルビル」の2つのプロジェクトとして初演を迎えました。
YPAMでは、これらのプロジェクトで 創作された6作品に、DaBYレジデンスアーティストの橋本ロマンスによる新作を加え 、ショーケース形式の5回にわたるトリプルビルとしてご覧いただきます。海外で活躍してきたベテランから新進気鋭のアーティストまで、個性的な日本のダンスアーティストたちが、コロナ禍で取り組む身体による社会への応答 、その表出にご注目下さい。
◆開催日程
①12月10日(金) 15:00
②12月10日(金) 19:00
③12月11日(土) 18:00
④12月12日(日) 12:30
⑤12月12日(日) 17:30
※開場は開演の30分前
◆会場
KAAT 神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉 (https://www.kaat.jp/access)
神奈川県横浜市中区山下町281
神奈川芸術劇場はみなとみらい線「日本大通り駅」「元町・中華街駅」
横浜市営地下鉄ブルーライン「関内駅」
JR根岸線「関内駅」「石川町駅」
市営バス「芸術劇場・NHK前」
◆スケジュール
◆プログラム
安藤洋子 『MOVING SHADOW』/『失われた委曲』~抜粋ソロバージョン~
■『MOVING SHADOW』
振付・出演: 安藤洋子
出演: 木ノ内乃々、山口泰侑
音楽: 岡直人
声: 二河茉莉香
衣裳: サトウエミコ
協力: マユミキノウチバレエスタジオ、横山真以、畑珠希
■『失われた委曲』~抜粋ソロバージョン~
オリジナル作品 演出・振付:ウィリアム・フォーサイス
構成・編集・出演: 安藤洋子
音楽:トム・ウィレムス
音楽編集: 山本周平
照明プラン: 中山奈美
プロデュース: 唐津絵理 (愛知県芸術劇場 /Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー: 世古口善徳 (愛知県芸術劇場)
照明デザイン: 伊藤雅一(RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
制作: 宮久保真紀 (Dance New Air)、田中希 (Dance Base Yokohama)
初演: 2021年10月(愛知県芸術劇場) *「ダンスの系譜学」にて
企画制作: Dance Base Yokohama
共同製作: Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
宮沢賢治の「春と修羅」をモチーフに創作した安藤洋子の『MOVING SHADOW』は、オーディションで見出された2名の若手ダンサーと約1年半のクリエイションを経て誕生した新作。本作品とともに、フォーサイスの代表作『失われた委曲』の一部を再構築した安藤のソロを連続上演する。
ウィリアム・フォーサイス
William Forsythe
©Dominik Mentzos
1949年、ニューヨーク出身。シュツットガルト・バレエ 団等を経て、84年フランクフルト・バレエ団芸術監督となり『ステップ・テクスト』など話題作を多数発表。 2005年ザ・フォーサイス・カンパニーを設立(15年解散)。作品は世界の主要カンパニーで踊られ、バレエの概念を変える衝撃的な作品を発表し続けている。
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酒井はな 『瀕死の白鳥』/『瀕死の白鳥 その死の真相』
■『瀕死の白鳥』
ミハイル・フォーキン原型 酒井はな改訂
出演: 酒井はな
チェロ: 四家卯大
音楽 : サン=サーンス「動物の謝肉祭」から「白鳥」
初演: 1907年(マリインスキー劇場 [サンクトペテルブルク、ロシア ] ) もしくは 1905 年(貴族会館ホール)
■『瀕死の白鳥 その死の真相』
演出・振付: 岡田利規
出演: 酒井はな
編曲・チェロ: 四家卯大
音楽: サン=サーンス「動物の謝肉祭」から「白鳥」よりアレンジ
プロデュース: 唐津絵理 (愛知県芸術劇場 /Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー: 世古口善徳 (愛知県芸術劇場)
照明デザイン: 伊藤雅一(RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
制作: 宮久保真紀 (Dance New Air)、田中希 (Dance Base Yokohama)
初演: 2021年10月(愛知県芸術劇場) *「ダンスの系譜学」にて
企画制作: Dance Base Yokohama
共同製作: Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
協力: 株式会社 precog
世界中のバレエダンサーが踊り続けてきたフォーキン原作による『瀕死の白鳥』。本公演では日本を代表するダンサーの酒井はなが、演劇作家の岡田利規と取り組んだ新解釈バージョンを上演。白鳥の死因に迫ることでバレエの様式を解体し、現代のパフォーミングアーツの新たな局面を切り開く。
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中村恩恵 『BLACK ROOM』/『BLACKBIRD』よりソロ』
■『BLACK ROOM』
振付・出演: 中村恩恵
音楽: ディルク・ハウブリッヒ
衣裳: 串野真也
テキスト提供協力: 安藤洋子、酒井はな、島地保武 、串野真也、四家卯大、木ノ内乃々、唐津絵理、世古口善徳、伊藤雅一、牛川紀政、小黒亜衣子、宮久保真紀
■『BLACKBIRD』よりソロ
振付・舞台・衣裳・照明コンセプト: イリ・キリアン
出演: 中村恩恵
音楽: ジョージアの伝統的な音楽
衣裳デザイン: ヨーク・フィッサ ー
初演: 2001年(彩の国さいたま芸術劇場[埼玉、日本])、2001年(オランダ・ダンス・フェスティバ ル[ハーグ、オランダ])
プロデュース: 唐津絵理 (愛知県芸術劇場 /Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー: 世古口善徳 (愛知県芸術劇場)
照明デザイン: 伊藤雅一(RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
制作: 宮久保真紀 (Dance New Air)、田中希 (Dance Base Yokohama)
初演: 2021年10月(愛知県芸術劇場) *「ダンスの系譜学」にて
企画制作: Dance Base Yokohama
共同製作: Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
言葉にならなかった声に耳を澄ませた中村の新作『BLACK ROOM』と、キリアンが中村のために振り付けた『BLACK BIRD』よりソロの場面を上演。闇の中から生まれ落ちた新たな生命を想起するような連作、2作品を併せてご覧下さい。
イリ・キリアン
Jiří Kylián
©Anton Corbijn
1947年、チェコのプラハに生まれる。プラハ音楽院 、英国ロイヤル・バレエ・ ス ク ー ル で 学 び 、6 8 年シュツットガルト ・ バレエ団に入団、ソリストとして活躍。77年、ネザーランド・ダンス・シアターの芸術監督兼振付家に就任。99年に職を退くまで、『浄められた夜』『ヌアージュ』をはじめとする数々の作品を発表した。
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『never thought it would』
演出・振付・出演: 鈴木竜 (Dance Base Yokohama)
音楽: アルヴァ・ノト
音楽編集: 岡直人
ドラマトゥルク: 丹羽青人 (Dance Base Yokohama)
舞台美術: 宮野健士郎
照明デザイン: 武部瑠人
衣裳: 渡辺慎也
プロデュース: 唐津絵理 (愛知県芸術劇場 / Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー : 世古口善徳 (愛知県芸術劇場)
照明コーディネート: 伊藤雅一 (RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
制作: 田中希 (Dance Base Yokohama)
初演: 2021年12月(愛知県芸術劇場)*「鈴木竜トリプルビル」に て
企画制作: Dance Base Yokohama
共同製作: Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
ピナ・バウシュは次のように語っています。「Dance, dance, otherwise we are lost.(踊り続けなさい。自 分を見失わないように)」と。しかし私はとっくの昔に自分を見失って、もう必死に踊り続けることしか残されていないのです。
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『When will we ever learn?』
演出・振付: 鈴木竜 (Dance Base Yokohama)
出演: 飯田利奈子、柿崎麻莉子、 鈴木竜、中川賢
音楽: ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ニール・ヤング、 デヴィッド・ボウイ、ボブ・ディラン、ピート・シーガー
ドラマトゥルク: 丹羽青人 (Dance Base Yokohama)
照明デザイン: 伊藤雅一 (RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
衣裳: 渡辺慎也
アンダー: 大岩絹依(DaBY レジデンスダンサー)
プロデュース: 唐津絵理 (愛知県芸術劇場 / Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー : 世古口善徳 (愛知県芸術劇場)
照明コーディネート: 伊藤雅一 (RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
制作: 田中希 (Dance Base Yokohama)
初演: 2021年12月(愛知県芸術劇場)*「鈴木竜トリプルビル」に て
企画制作: Dance Base Yokohama
共同製作: Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
彼らとわたし。その非対称的な関係において、糾弾の叫びとしてダンスはいかに姿を現すのか。
理性が求める対話的表現を前提としない表現を探りながら創作に挑みます。
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『Proxy』
演出・振付: 鈴木竜 (Dance Base Yokohama)
出演: 伊藤琴葉、杉浦ゆら、鈴木大翔、副島日毬、松山源樹、山田怜央
音楽:フランク・ブレットシュナイダー、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ
音楽編集: 岡直人
ドラマトゥルク: 丹羽青人 (Dance Base Yokohama)
人形デザイン・製作: オデット・ピコ
照明デザイン: 武部瑠人
衣裳: 菅井一輝
リハーサルディレクター: 浅井信好
プロデュース: 唐津絵理 (愛知県芸術劇場 / Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー : 世古口善徳 (愛知県芸術劇場)
照明コーディネート: 伊藤雅一 (RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
制作: 田中希 (Dance Base Yokohama)
初演: 2021年12月(愛知県芸術劇場)*「鈴木竜トリプルビル」に て
企画制作: Dance Base Yokohama
共同製作: Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
身体を失ってからやっと言いたいことが言えるわたしたち。
もしかして、幽霊という存在は、現代のSNSの無責任なアバターたちのような、
自分の存在をその後ろに隠してうらみを発散するための存在だったのではないでしょうか?
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橋本ロマンス × やまみちやえ 『江丹愚馬』(ENIGMA)
演出・振付: 橋本ロマンス
音楽・詞章: やまみちやえ
出演: 安部萌、村井玲美、山田茉琳、
山道太郎(浄瑠璃)、望月庸子(囃子)、藤舎呂近(囃子)、
長谷川莉奈(囃子)、迎田優香(笛)、やまみちやえ(太棹三味線)
記録撮影: ユーリア・スコーゴレワ
衣裳サポート: 里見柚香
プロデュース: 唐津絵理 (愛知県芸術劇場 / Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー : 世古口善徳 (愛知県芸術劇場)
照明コーディネート: 伊藤雅一 (RYU)
音響デザイン: 牛川紀政
制作: 宮田美也子 (Dance Base Yokohama)
初演: 2021年12月(KAAT 神奈川芸術劇場)*「DaBYパフォーミングアーツ・セレクション」にて
企画制作: Dance Base Yokohama
協力: 公益財団法人 クマ財団
ポップカルチャーと現代美術的な手法を融合した同時代性の高い作品で注目を集める橋本ロマンスと、和歌や能、浄瑠璃などの日本の古典のテキストを独自の手法でコラージュし、義太夫節と邦楽囃子の新曲として現代に蘇らせる作曲家・太棹三味線演奏家のやまみちやえによる初のコラボレーションプロジェクトによる新作を上演。
Performance Film: http://youtu.be/KbO1qzyT-Vo(2022年3月20日公開)
◆チケット
一般 [オーディエンス] ¥4,500(税込)
U25 [オーディエンス] ¥2,500(税込)※公演当日、年齢を証明できるものをご持参下さい。
YPAM登録者 [プロフェッショナル] ¥4000(税込)
※車椅子席あり、お電話にてお申込みください。
※公演当日、チケットとYPAMの参加登録の証明になるものを会場にお持ちください。詳細は11月1日の参加登録開始時にご案内します。
◆申込方法
①チケットかながわ https://www.kanagawa-arts.or.jp/tc
0570-015-415 (10:00~18:00)
※おかけの際は番号をお確かめのうえ、お間違いのないようお願いいたします。
②窓口 KAAT神奈川芸術劇場2階 (10:00~18:00)
※3歳以下のお子さまは入場できません。
※U25は公演日に25歳以下対象です。(当日要証明書)
※公演中の入場については、制限させていただくことがあります。
※やむを得ない事情により内容、出演者等が変更になる場合がございます。
※託児サービスあり【12/12(日)12:30のみ / 要予約・有料】
[対象] 0〜12歳
[料金] 1名につき2,000円
[申込締切] 12月5日(日)まで
[お申込・お問合せ] マザーズ TEL:0120-788-222
◆DaBYでの関連プログラム
音で観るダンス 新作ワークインプログレス(企画:田中みゆき/出演:康本雅子ほか)
日程:12月13日(月)
会場:Dance Base Yokohama
イベントページ:https://dancebase.yokohama/main2/event_post/20211213-2
DaBYレジデンスコレオグラファー ハラサオリ新作『P wave』
日程:12月19日(日) 15:00
会場:Dance Base Yokohama
イベントページ:https://dancebase.yokohama/main2/event_post/20211219-2
◆クレジット
プロデュース:唐津絵理(愛知県芸術劇場/Dance Base Yokohama)
プロダクションマネージャー:世古口善徳(愛知県芸術劇場)
舞台監督:小黒亜衣子、峯健(愛知県芸術劇場)
照明デザイン:伊藤雅一(RYU)
照明オペレート:冨田章子(RYU)、相良萌
音響デザイン・オペレート:牛川紀政
音響オペレート:福島未久
制作:伊藤梢、金井美希
Dance Base Yokohama
マネージングディレクター:勝見博光
制作:田中希、宮田美也子、丹羽青人、神村結花
記録写真:羽鳥直志
記録映像:ディレクターズユニブ
宣伝美術:柳沼博雅(GOAT)
主催・企画制作:Dance Base Yokohama
共同製作:Dance Base Yokohama、愛知県芸術劇場
共催:YPAM2021 実行委員会、愛知県芸術劇場
⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業